【アルバム⑧】生まれてきてありがとう、という気持ちで一杯になりました

2002年3月24日長野県長野市 エムウェーブ

「2002年世界フィギュアスケート選手権」最終日エキシビジョンでサインボールをキャッチ


 

2002年3月29日 お箸初めの儀

敬宮さま「お箸初」 体重6735グラムに

皇太子ご夫妻の長女、敬宮愛子さまの誕生にまつわる一連の儀式や行事の締めくくりとなる「お箸初(はしぞめ)」が29日午前、東京・元赤坂の東宮御所で行われる。

 


愛子内親王殿下御誕生につき(平成14年)

2002年4月2日東宮御所で皇太子夫妻は記者会見に臨んだ。

今上天皇が新しい時代の子育てスタイルとして、子どもたちを常に手元で養育したことはよく知られている。

そして、皇太子もまた「父親としてできるだけ子育てに関わっていきたい」として、新しいスタイルを作っていった。

当時、皇太子には現代にふさわしい「主体的に協力するお父さん像」を期待された空気があったように記憶している。

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2002年4月2日東宮御所、記者会見

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記者会見から抜粋

問1 両殿下にお尋ねします。妃殿下が懐妊されてからご入院,ご出産までの間でうれしかったこと,辛かったこと,驚いたことなどをエピソードを交えながらお聞かせ下さい。また,ご懐妊を知った時,無事に敬宮さまを出産された時の妃殿下の率直なお気持ちをお聞かせください。妃殿下が懐妊されてからご入院,ご出産までの間,様々な期待に対して両殿下はプレッシャーなどを感じられたことはありましたでしょうか。よろしくお願いします。

皇太子妃殿下
―略―
無事に出産できましたときには,ほっといたしますと同時に,初めて私の胸元に連れてこられる生まれたての子供の姿を見て,本当に生まれてきてありがとうという気持ちで一杯になりました。今でも,その光景は,はっきりと目に焼き付いております。生命の誕生,初めておなかの中に小さな生命が宿って,育まれて,そして時が満ちると持てるだけの力を持って誕生してくる,そして,外の世界での営みを始めるということは,なんて神秘的で素晴らしいことなのかということを実感いたしました。また,生まれたての子供の生きる力というのを目の当たりにいたしまして,子供っていうのは,変な言い方ですけれども,本当に生きるために,そして,親に愛されるべくして生まれてくるんだということを強く感じました。この懐妊の期間,そして出産に至るまで皇太子殿下には,その過程をすべて共有してくださって,近くで私を励まし,支え続けて下さったことに心から感謝を申し上げております。また,天皇皇后両陛下からも懐妊の期間,そして,誕生後これまでずっと本当にお細やかにお優しいお心遣いをいただいておりまして,このことに言葉では言い尽くせない感謝の気持ちで一杯でございます。


問4 殿下にお尋ねします。昭和天皇,天皇陛下,皇太子殿下と,時代とともに直系皇室の教育の在り方が変わってきていますが,ご自分の経験を踏まえて敬宮さまにはどのような教育をされるお考えでしょうか。天皇陛下は昨年12月のご会見で「私にとり家族は大切でありましたが,昭和天皇をお助けし,国際儀礼上の答礼訪問を含め,国や社会のために尽くすことは最も重要なことと考えていました」と話されました。敬宮さまを養育されるに当たってどう思われるでしょうか。

皇太子殿下
私の父の陛下がお育ちになったときとは違いまして,私を手元でもって育ててくださいました。私はこのことを本当に有り難いと思い,心から感謝しております。教育に関しまして陛下がかつておっしゃったことですけれども,それはまず二つのことを陛下はおっしゃっております。まず一つは親子兄弟が一緒に住むということ,そして二つ目は教育を学校に任せるという,この二つのことを陛下は私に,そして私の兄弟に対してしてくださいました。

一番目の点につきましては,私は常に両陛下とご一緒に住むことができましたために,常に親を見ながら育つことができたという点が挙げられると思います。つまり,両親の姿を,両親のやり方を見ながら育つことができたということは本当に有り難いことだったというふうに思います。私は子供にも,私たちのやりようをよく見てもらいたいと思います。これは私たちにとっても大変責任のあることではありますけれども,また同時に,両陛下のなさりようもよく拝見して欲しいと思います。私は,家族というものは社会の最小の単位であると思います。家族を理解することによって社会を知るということ,これはとても大切なことではないかと思います。

二番目に陛下がおっしゃった教育を学校に任せたという点についてですけれども,陛下の場合には,したがって,出席される授業と出席されない授業というのがあったわけで,その結果として学校生活に十分浸ることができなかったというふうにおっしゃっておられます。私は全て学校で教育を受けることができましたために,学校生活を楽しむことができて,また学校生活を通していろいろな人と知り合いになり,交流を深めることができました。子供の教育については今後考えていきたいと思いますけれども,学校での生活を通して様々な人と交流して欲しいと思います。また,家庭での教育も私たちの経験を基に考えていきたいというふうに思います。

それから,次に質問があった,陛下がおっしゃったことについてなのですけれども,私は家族を思うことと,それから国や社会に尽くすということ,これは両立することだと思います。子供を育てていく過程でもって,子供には陛下をお助けして,そして国や社会のために尽くす気持ちを養って欲しいというふうに思います。

また,愛子には一人の皇族として立派に育って欲しいですし,名前のように,人を愛して人からも愛され,人を敬い人からも敬われるような人に育って欲しいです。今後,子供からもいろいろなことを学ぶことになると思いますけれども,子供をよく見て,子供の持っている可能性を引き出すような教育ができればと考えています。


問5 敬宮さまのご誕生でご公務は変わられましたでしょうか。殿下は先月のご会見で今後のご公務について「子供を取り巻く様々な問題にも理解を深めていきたい」,「子供に関する公務というものも,今後増えてくるのかなという感じもいたします」と話されました。そのお気持ちをもう少し詳しく,「ご公務」をどのように考えていらっしゃるのかも含めてお話しいただけませんでしょうか。また,妃殿下は今後のご公務の変化などについてどうお考えでしょうか。また,外国ご訪問の要請もあるかと思いますが,両殿下はどうお考えでいらっしゃいますでしょうか。

皇太子妃殿下
私自身については子供が生まれてまだ日も浅いので,これからの公務が具体的にどのようになっていくのかということについては,まだよく分かりません。けれども,ただ子供たちが愛されながら,子供らしく健やかに成長していくことのできる社会を願っていきたいと思っています。

また,具体的な公務として,これまでも毎年秋に開催されている,児童養護施設などに入って暮らしている子供たちの文化祭に,日程の都合がつく限り出席していますけれども,これからもそういった難しい境遇に置かれている子供たちには,心を寄せていきたいというふうに考えております。また,今社会が大変な速度で変化しておりますので,こういった中で今後,子供を取り巻くいろいろな環境といったものは,益々大きな課題になっていくのではないかしらという気がいたしております。


問6 第一問の関連で妃殿下に伺います。大変不躾(ぶしつけ)でデリカシーを欠いた質問であるのかもしれませんけれども,妃殿下は生まれてきてありがとうという気持ちで胸が一杯になりましたとおっしゃった時に,私,涙ぐまれたように拝見いたしたんですけれども,その胸中にですね,どんな思いがおありだったのかと,難しい質問ですが。

皇太子妃殿下
難しいですね,やはり。言葉のとおり,やっぱりその生まれてきて本当にありがとうっていう気持ちですね。やっぱり非常に,なんて言ったらいいんでしょうね。胸が一杯になるような,そういった体験かしらと思いますけれども。すみません,母親になって涙もろくなって。(一同笑)

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【アルバム⑧】生まれてきてありがとう、という気持ちで一杯になりました」への4件のフィードバック

  1. ほんとうにありがとう トッシー💖
    kaiserin樣の文を読むだけで泣けてくる
    ありがとうございました☺

    1. おんせんたまごさん
      コメントありがとうございます。

      15年前の会見は今読み返しても心動かされますね(^^)
      このページは当時を思い出しながら作りました。

      1. 中山競馬場のレーシングプログラム
        敬宮愛子さまのお祝い仕様でした❤

        1. そうだったんですか!
          わたしは子どもの記憶なので
          各地のお祝い行事について
          知らないことがおおいですね~(^^)

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