現代皇室の用語・覚え書き

宮内庁オフィシャル用語集

宮内庁的には御歌とお歌って違う意味なんですね。しらんかった。

愛育病院

東京都港区にある医療施設。母体の社会福祉法人・恩賜財団母子愛育会は昭和8年12月23日の明仁親王誕生を機に昭和9年3月13日に創立された。

昭和9年2月23日お世継ぎ誕生の祝宴で、昭和天皇から内閣総理大臣斎藤実に対し「御沙汰書」が伝達され、それをもとに「恩賜財団愛育会」として設立された。

歴代総裁は久邇宮妃俔子、三笠宮妃百合子、2010年10月1日からは秋篠宮妃紀子。愛育病院出生の皇族は高円宮夫妻の3女王、秋篠宮夫妻の第3子悠仁親王。

【赤坂御用地】

東京都港区元赤坂にある。敷地内に東宮御所、秋篠宮邸、三笠宮邸、三笠宮東邸(旧寛仁親王邸)、高円宮邸がある。

【アフタヌーンドレス】

女性の昼の礼装。イブニングドレスのように、胸や肩を露出しない。袖は7分丈、スカートはひざ丈まで省略できる。

【イブニングドレス】

女性の夜の礼装。首元など肌を見せる。スカート丈はくるぶし丈以上で長い。袖の有無、長さは好みによる模様。

【燕尾服】

男性の夜の正礼装。ホワイトタイともいう。構成は、黒の上着で前ボタンは掛けない。襟は光沢のあるピークドラペル。うしろ部分は燕の尾のように伸びる。上着と同じ黒のスラックス。白のシャツ。白のウェストコート。白の蝶ネクタイ。黒エナメルのパンプス。

【園遊会】

天皇主催のガーデンパーティ。赤坂御用地内の赤坂御苑で春と秋の年2回(4月・11月)開催される。天皇、皇族の喪中は中止になる。

【大宮】

先帝の皇后、皇太后のこと。

【大宮御所】

皇太后の住まい。現在は皇太后がいないので存在しない。香淳皇后は昭和天皇の亡き後、そのまま継続して吹上御所に住まったので、これを吹上大宮御所と称した。大正天皇の皇后、貞明皇后の大宮御所は今の東宮御所があった場所。

【お印】

皇族が自分の記念品などに使うデザイン。誕生や成年、結婚にあたってボンボニエール、杯、ペーパーウェイトなどを作った際に意匠としてあしらう。皇子女は命名の儀、皇族妃は結婚の際に決める。

たいていは、男性が樹木。女性が花であることが多い。ただし今上天皇は漢字の「榮」。皇后は樹木の「白樺」。彬子女王は「雪」、瑶子女王は「星」。

【大垂髪】おすべらかし

お大ともいう。装束を身に着けた際の女性の髪型。鬢を大きく張り出すのは江戸時代の風俗の影響らしい。前髪はとらず、前頭部に玉かもじを置き髪上具をつける。絵元結、紅の水引、白い和紙の小鬢先で2か所、計4か所で束ねた髪を後ろに長く垂らす。

類似の髪型に大垂髪よりも小ぶりな中すべらかし(お中)、おさえ、わらわがある。

【お長服】

ロングドレス。一般参賀や御陵参拝などで着るローブモンタントを指す。

9219bb73
2014年9月3日伊勢神宮

【学習院】

華族のための教育機関として明治10年に設立、17年に旧宮内省管轄の官立学校となった。敗戦後は官製廃止され私立学校となった。

学校法人学習院が運営する教育機関は以下の通り。

(豊島区目白)学習院大学、学習院中・高等科、学習院幼稚園

(新宿区戸山)学習院女子大学、学習院女子中・高等科

(新宿区若葉)学習院初等科

現在、学校法人学習院が運営する教育機関に在籍する皇族は愛子内親王のみ。

【旧皇族】

1947年に皇族の身分をはなれ一般人になった元皇族を総称していう。総勢51名。

臣籍降下後は宮号から宮の字を抜いて名字として名乗った。この時廃止された11の宮家を旧宮家といったりする。

宮中三殿

賢所(かしこどころ、けんしょ)、皇霊殿(こうれいでん)、神殿の総称。吹上御苑東南に位置する。

賢所は宮中三殿の中央。三種の神器のひとつである八咫鏡を祀る場所。

皇霊殿は歴代天皇・皇族の霊を祀る。

神殿は天神地祇(てんしんちぎ)を祀る。天神地祇は天津神と国津神、天地のすべての神々のこと。

天津神はアマテラスなど高天原の神。国津神は天孫降臨以前から国土を治めていたオオクニヌシなど土着の神。

宮廷費

皇室の公的活動、皇室用財産の管理、皇居等の施設の整備に必要な経費。平成28年度は、55億4558万円。宮廷費は、宮内庁の管理する公金である。

【金枝玉葉】

天皇の一族、子孫。

【今上】

現在、位にある天皇のこと。いまは125代天皇明仁。

【宮内庁】

【宮内庁病院】

【勲章】

政府が決めた勲章を付けるときのドレスコードです。↓わたしには縁遠いなぁ

勲章等着用規程PDF(昭和三十九年総理府告示第16号)

こちらも参考になります。

河野太郎FB 2013年1月16日(新年祝賀の儀の服装について)

女子の和服礼服(図入り解説)

銀座明倫館 叙勲・褒章の流れ(叙勲・褒章関連の専門店)

第二条 (勲章等を着用する場合)
公の機関の行なう式典には、勲章等を着用するを例とする。

第三条 (勲章等を着用する場合の服装)

勲章等は、燕尾服若しくはローブデコルテ若しくはローブモンタント又はこれらに相当する制服に着用するものとする。ただし、大勲位菊花章、宝冠大綬章、桐花大綬章、旭日大綬章若しくは瑞宝大綬章の副章、宝冠牡丹章、宝冠白蝶章、宝冠籐花章、宝冠杏葉章、宝冠波光章、旭日重光章、旭日中綬章、旭日小綬章、旭日双光章、旭日単光章、瑞宝重光章、瑞宝中綬章、瑞宝小綬章、瑞宝双光章若しくは瑞宝単光章若しくは文化勲章、褒章又は記章を着用する場合には男子にあっては紋付羽織袴若しくはフロックコート若しくはモーニングコート又はこれらに相当する制服に、女子にあっては白襟紋付又はこれに相当する制服に着用し、宝冠籐花章、宝冠杏葉章、宝冠波光章、旭日小綬章、旭日双光章、旭日単光章、瑞宝小綬章、瑞宝双光章若しくは瑞宝単光章、褒章又は記章を着用する場合には平服に着用することができる。

白衿紋付き(しろえりもんつき)とは

正装を表す言葉で、紋付きの裾模様の表着に白の下着を重ねてきることをいいます。現在では受勲や宮中参内などの装いは、白の比翼襟に白半衿、留袖や紋が付いた訪問着を着て、格調のある袋帯を締めます。

宮中では黒留めそでを用いない模様。

 

【皇位】

天皇の位のこと。現在の皇位継承順位第1位の「法定推定相続人」は皇太子徳仁親王。法定推定相続人は将来自分より上位の相続人が誕生する可能性がない人のこと。

皇太子が即位すると秋篠宮文仁親王が継承順位第1位となるが、皇太子に男子が誕生する可能性あるいは男女問わず直系長子継承に法改正される可能性が排除できないので、「推定相続人」となる。

【降嫁】

皇族女子(内親王・女王)が皇族以外の男子と婚姻し、皇族の身分を離れ一般人となること。

【皇居】

東京都千代田区にある。英語表記はImperial Palace。

【皇室】

天皇と皇族のこと。

【皇族】

皇室を構成する人の内、天皇以外の人々のこと。

皇室典範

皇位継承や皇族の身位、摂政、皇室会議等について定めた皇室に関する法律。

皇室経済法

皇室の経済行為、それにかかわる事務について定めた法律。

「第三条 予算に計上する皇室の費用は、これを内廷費、宮廷費及び皇族費とする。」

「第七条 皇位とともに伝わるべき由緒ある物は、皇位とともに、皇嗣が、これを受ける。」

【皇族費】

皇族の品位保持に充てるため、毎年支出されるもの。皇族のお手元金となり宮内庁管理の公金ではない。給付にあたって所得税が課されない。皇族が初めて独立生計を営むときの一時金。結婚等によって皇族の身分を離れるときの一時金も皇族費から支給される。

皇室経済法施行法によると毎年皇族に支出される皇族費の定額は3050万円

独立した生計を営む親王は満額。親王妃は半額。ただし夫を失って独立した生計を営む親王妃は満額。

独立の生計を営む内親王は半額。

独立の生計を営まない親王、その妃及び内親王は10分の1。ただし成年に達したものは10分の3。

王、王妃、女王は、それぞれ親王、親王妃、内親王として算出した額の10分の7。

摂政の皇族には定額の3倍。

皇族が初めて独立の生計を営む際の一時金は、年間算出額の2倍。

降嫁する者への一時金は、年間算出額の10倍。成年に達していれば独立の生計を営む内親王または女王として算出する。

実例↓

内親王・紀宮(3050万円÷2)×10=1億5千250万円

女王・典子{(3050万円÷2)×0.7}×10=1億675万円

【御所】

天皇の住まい。

【御用邸】

天皇と皇族の別荘のこと。栃木県の那須御用邸、静岡県の須崎御用邸、神奈川県の葉山御用邸の3つがある。

【直宮】じきみや

天皇の子、兄弟。直宮が創設した宮家は直宮家という。

【入内】

内裏に入ること。皇后となる人が正式に宮中に入ること。

【称号】しょうごう

天皇の子、皇太子の子など内廷の子が結婚するまで称する号。

現在、称号を持つ皇族は「敬宮」愛子内親王のひとり。愛子内親王は、学校生活では敬宮愛子と署名。現在は皇族が社会生活を営む際の名字の代用として使われている模様。

【譲位】

天皇が位を譲ること。禅譲は世襲によらず位を譲ること。退位は位を譲ること。

現在の法律・皇室典範では「天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する。」とあり存命中の退位に関する定めがない。

【徐喪】じょも、もしくはじょそう

喪に服している期間が終わって喪服を脱ぐこと。除服。いみあけ。

皇族は喪中にはお祓いを受けた後で公的活動に臨む模様。

【身位】

皇族の皇室内での地位を表す。皇族の身位は上位から皇后、太皇太后、皇太后、皇太子皇太子妃、皇太孫、皇太孫妃、親王親王妃内親王、王、王妃、女王である。赤字は該当者がいるもの。

【タキシード】

男性の夜の礼装。燕尾服より略式。ブラックタイともいう。構成はすべて黒の上着、襟は拝絹つきのショールカラーかピークドラペル。スラックス、カマーバンド、黒の蝶ネクタイ。白のシャツ、ポケットチーフ。靴は光沢のあるもの。

【竹の園生】たけのそのう

竹の園ともいう。親王および皇族のこと。中国の漢代、文帝の子の梁の孝王が、庭園に竹を多く植えて、「修竹苑(しゆうちくえん)」と名付けた故事による。

【通字】

系字ともいう。特定の家系で代々、名に使われる文字のこと。天皇家は「仁」。

【ティアラ】

ティアラ、イヤリング、ネックレス、勲章留めのブローチ、ブレスレットの5点セットが皇族女子の成年に合わせて作成される。製作費は約3000万とこのラインナップにしてはリーズナブル。彬子女王まではミキモトの随意契約だったが、現在は入札形式。ティアラを付ける時はローブデコルテ姿である。

製作費は宮廷費から支出される。国有財産で国から貸し出す形になる。ヨーロッパみたいに昔作ったティアラをそのまま貸し出すんじゃなくて、結婚・成年するたびに解体リメイクしてるんだろうか?謎である。輿入れ、成年するたびにティアラの数が増えていくではないか。逝去、降嫁した後のティアラはどのように活用されるのだろう。

1960年代までは皇族女子は成年後、間をあけず降嫁したので当人専用のティアラが必要なかったのだろう。

【ディナードレス】

イブニングドレスのひとつ。女性の夜の礼装。ローブデコルテより略式。襟ぐりは浅く、袖付き。スカートの広がりも控えめ。

【手袋】

貴族と言えば帽子と手袋。礼装用はドレスグローブという。女性皇族は今でも白手袋を携帯する。男性皇族はモーニング姿の際に帽子ともに携帯する。革もしくは布製。

日本では一般になじみがないが、ヨーロッパでは弔事に黒い子羊革製の手袋をする。ヨーロッパをまねた皇室も黒の皮手袋を弔問のさいに携帯する模様。

2014.jpg
2014年6月8日桂宮死去に際し弔問する眞子内親王

【殿下】でんか

皇后・皇太后・太皇太后以外の皇族の敬称。

【東宮】とうぐう

皇太子のこと。春宮ともいう。皇太子妃のことを東宮妃とも言う。

【東宮御所】

皇太子の住まい。東京都港区元赤坂の赤坂御用地内にある。現在の赤坂東宮御所は1960年に明仁親王(今上)の住まいとして貞明皇后の大宮御所の跡地に建設された。今は皇太子夫妻と愛子内親王の3人が住む。

【トークハット】

トーク帽。浅く、つばの無い筒型の帽子。頭にのせるようにつける。室内でも外さない。

女性皇族が弔事に着ける帽子はこの形で、格式高い喪の装いなので必ず手袋をつける。

豊島岡墓地豊島岡墓地】としまがおかぼち

皇族専用の墓地。文京区大塚五丁目にある。明治天皇の第一皇子、稚瑞照彦尊が死産だったのが使用の始まり。墓数は61基(被葬者は皇族以外の者を含む63名)。戦前は土葬、戦後は火葬にする。

皇族の墓の形は天皇陵に似た小型の円墳

【内廷費】

天皇及び内廷皇族の日常の費用。お手元金とされ宮内庁管理の公金ではない。給付に際し所得税は課されない。皇室経済法施行法によると定額は3億2400万円。

【内廷皇族】

内廷にある皇族。独立した宮家を持たない皇族。皇后、太皇太后、皇太后、皇太子、皇太子妃、その未婚の子。

【内廷外皇族】

内廷にある皇族以外の皇族。宮家に属する皇族。

【班位】

皇族の順位のこと

【日嗣】

皇位を継承すること。また、皇位。日嗣の御子は皇太子の尊称。

【妃殿下】

妃殿下という敬称は存在しないが、皇族妃を敬って指す時に使う。「○子妃+殿下」の俗語と思われる。

呼称が難しい皇族の配偶者女性

メディア上、皇族妃は○子妃という呼称が一般的。しかし彼女を正確に呼称すると、○仁親王妃○子殿下となる。英語だとHer Imperial Highness Princess ~ko。既婚女性の呼称はもともと夫の名前に~夫人あるいは~妃とつけ足すだけ。娘の場合は父の名の後に女(~のむすめ)だけ。これだと女性本人の名前が表現できない。

例えばキュリー夫人と書いても、マリー夫人とは絶対書かない。今はマリー・キュリーと呼称する。

この例でいえば、○子夫人、○子妃と呼称するのは誤用と思われる。だからと言って○子殿下とよぶのはあまりに窮屈な表現で、公平でない。

となると一般人に用いられる「名前+さん」と同じような「○子さま」呼称が落としどころのように思う。

【陛下】へいか

天皇・皇后・皇太后・太皇太后の敬称

【崩御】

天皇、皇后、太皇太后、皇太后の死を敬っていう表現。皇太子は薨御(こうぎょ)。その他皇族は薨去。新聞報道等では一般的な敬語表現のご逝去を用いる。

【帽子】貴族と言えば帽子。欧米でも、日本でも外出時に着帽するという習慣は廃れたが、女性皇族はフォーマルなスタイルを保守している。これにパールを合わせてしまうので、さらに保守性(コンサバ)が増す。

【宮家】

天皇、皇太子以外の男性皇族が結婚すると、天皇から宮号を賜って独立生計を営む宮家の当主となる。当主とその家族が属する単位。

現在の宮家は、秋篠宮家、常陸宮家、三笠宮家、高円宮家の4家。総勢14名。三笠宮家と高円宮家は男性当主が死去し、各親王妃が当主格となっている。女性のみで独立生計を営む宮家である。

【宮号】

宮家の男性当主に与えられる称号。寛仁親王は三笠宮の継嗣なので、結婚しても宮号を持たなかった。現在は宮家当主含め、その妻や子どもが就業や学業の社会生活において、名字の代用として使っている模様。

【宮邸】

宮家の皇族の住まい。常陸宮邸以外の宮邸は赤坂御用地内にある。

常陸宮邸(1964年創設)は東京都渋谷区にある常盤松御用邸である。戦前は東伏見宮邸。敗戦後は1960年4月に現在の赤坂東宮御所が完成するまで皇太子明仁親王の東宮仮御所だった。

2005年に断絶した高松宮邸は港区高輪の高輪御殿だった。現在は高輪皇族邸として宮内庁が管理する。

2015年に断絶した桂宮の御仮寓は千代田区の宮内庁分室にあった。桂宮さまご逝去 独身で宮家創立の理由

【モーニングコート】

男性の昼の正礼装。構成は、たいてい黒の上着、グレーのコールズボン、ウェストコート(ベスト)はグレーか黒、白シャツ、ネクタイ、ポケットチーフ、帽子、靴は光沢がないもの。

モーニング・ベール

カトリック起源の習慣のようで日本では一般に見る機会はほとんどない。夫に先立たれた妻の装いらしい。

女性皇族が斂葬の儀や墓所祭(一般でいう葬儀と法要)で帽子に着ける半透明の黒いベール。近親者ほど黒い縁取りの幅が広く、遠縁ほど狭い。服喪が深いほど長いベール。浅い場合は短い。

女性皇族の喪服は、日本風に手には喪扇、アクセサリーは古風なジェット。トークハットに手袋。

皇族のさまざまな喪服

as20161104001032_comm.jpg
2016年11月4日三笠宮の斂葬の儀、夫に先立たれた親王妃百合子の長いベール
2014.png
2014年6月17日桂宮の斂葬の儀、息子を見送る三笠宮夫妻。三笠宮の左腕にはモーニング・アームバンド
AS20150608004100_commL.jpg
2015年6月8日桂宮墓所一周年祭の儀、姪の彬子瑶子両女王。ベールは顔にかかる程度、ジェットのイヤリング、ネックレスにブローチをしている。手には房飾りのついた喪扇。スカートはひざ下まである。
1465478410.jpg
2016年6月8日桂宮の二周年墓所祭の儀、妹にあたる高円宮妃久子。実は喪服にも個性はある。これと似たようなペプラムドレスを参拝用のお長服として作ったようだ。

黒白の鯨幕のほうが格式高い。周年祭では青白幕を使う模様。

黒喪服ではなく、さまざまなグレーの喪服を着ている。帽子は黒でベールは短い。親族以外のベールは帽子のふちを覆う程度。アクセサリーは白パール。手袋も白。扇も黒ではなく薄色で房飾りはみえない。

男性もモーニングではなくスーツで参列する。コートは黒。

499319848.jpg
2007年11月21日高円宮 墓所五周年祭の儀 ここでは男性はモーニング姿。グレーの手袋を携帯している。斂葬の儀では男性はモーニング、黒ネクタイ、やはりグレーの手袋。香淳皇后の葬儀では黒だった。みなラペルピンをしている。勲章の略章か?
img_5.jpg
2010年11月21日高円宮墓所祭 承子女王は同じようなデザインでブラックとグレーの喪服を作ったようだ。
prm1511280033-p6
2015年11月21日高円宮墓所祭。典子女王のスタンドカラーは新王妃久子の好みと共通しているような・・。

ローブデコルテ

イブニングドレスのひとつ。女性の夜の正礼装。襟のカットが深く、首元や胸元を露出する。袖は短く、長手袋(肘より長いオペラグローブ)をつける。スカート丈はくるぶし以上。ティアラ、勲章を付ける。男性の燕尾服に準じる。

ローブモンタント

アフタヌーンドレスのひとつ。女性の昼の正礼装。モンタントは仏語で登る、高まるの意。立ち襟で胸や肩を露出しない。襟元が詰まったドレス。手首までの長袖でスカート丈はくるぶし以上。男性のモーニングコートに準じる。

今ではもう古いドレス(100年前のオールドファッション)の形態らしい。海外の昼間のロイヤルイベントを見ると、アフタヌーンドレスの場合はスカート丈はひざ下程度で、くるぶしまで長いものは見かけない。鞄も靴も自由なもの。ロングドレスの場合はイブニングに羽織物をきて、昼のイベントに合わせている様子。日本皇室の装いは、欧米とは別種の日本式になってしまったらしい。

広告